システムエンジニアのキャリアアップに役立つ資格

システムエンジニアを徹底分析

資格取得でスキルアップを狙う

資格取得でスキルアップを狙う システムエンジニアとしてキャリアアップをするためには、自分の持っているスキルを職場の上司や転職先の企業に証明する必要があります。そこで、資格取得を目指しましょう。今回はシステムエンジニアがキャリアアップするために役立つ資格について紹介していきます。

「基本情報技術者試験」

システムエンジニアになるためには特に必要な資格はありません。しかしキャリアアップをするためには、自分のスキルを証明できる資格を持つメリットは大きいでしょう。
おすすめの資格の一つが、国家資格「基本情報技術者試験」の資格です。IT系の資格の中で最もシステムエンジニアの取得率が高いメジャーな資格と言えるでしょう。毎年2回実施され、合格率は20%程度になっています。基本情報技術者試験はシステムエンジニアの登竜門的な存在ですので、キャリアップを目指す人はまず取得しておきたい資格です。その上級編として「応用情報技術者試験」があります。基本情報技術者試験が選択式の問題のみなのに対し、応用情報技術者試験には選択式の問題に加え、記述式の問題が加わるなど難易度が上がります。

「システムアーキテクト試験」

次に紹介するのが国家試験「システムアーキテクト試験」です。以前は「アプリケーションエンジニア」という資格試験でした。アーキテクトとは「設計」を意味し、その名の通り情報システムなどのシステム設計のスキルやシステム開発のスキルを問う資格試験となっています。まさにシステムエンジニアが取得するのにふさわしい資格と言えるでしょう。システムアーキテクト試験では、情報システムや組み込みシステムなどに関する深い知識や専門的なスキルを試されます。合格率は15%前後と難度の高い試験になっています。それだけ取得することの価値が高いと言えるでしょう。

その他の資格にも挑戦しよう

「ネットワークスペシャリスト」もシステムエンジニアのスキルを証明するために役立つ国家試験のひとつです。ネットワークシステムの構築や運用など、「ネットワークエンジニア」のスペシャリストを目指すシステムエンジニアに向けた資格試験です。試験では、ネットワークに関する様々な専門的な知識が試され、合格率も14%未満とかなりの難易度になっています。
また「オラクルマスター」というベンダー試験があります。オラクル社製品に「Oracle Database」がありますが、この技術に関するスキルを証明するための資格です。4つの難易度の試験があり、難易度順に取得していくことでスキルを証明することができます。民間の試験ですが、世界共通規格でもあり、世界のどの企業でも通用しやすい資格です。